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飲食店を開業をする人が知っておくべき文章の書き方

aiinsyoku

飲食店に限らずなにか「開業」をするとなると、文章を書く機会がたくさんあることに驚くかもしれません。

飲食店を開業した場合は、保健所や警察署、消防署、労働基準監督署など書類の作成から、メニューのタイトル決め、メニューの説明、広告の作成などたくさんの文章を書くことになります。

そこで本日は飲食店を開業した人が、最低限身につけておくべき文章の書き方をまとめます。

お店のコンセプトを箇条書きで書き出す

飲食店オーナーの方の中には、パソコンが苦手な方もいるのではないでしょうか。パソコンが苦手な方は紙にでもいいので、お店のコンセプトを箇条書きで書き出します。

「コンセプトとかよく分からない」
「ラーメン好きだからラーメン屋開業しただけだからコンセプトなんかないよ」
「コーヒー屋が儲かりそうだったからカフェ開業しただけだよ」

人それぞれ“ある想い”があって飲食店を開業したはずです。そこには、実は“コンセプト”が埋まっています。

そこで、文章を書くのが苦手な人でも書くことができるコンセプトの作り方をお教えします。

5W2Hを考えれば誰でもコンセプトが作れる

5W2Hはビジネス用語の5W1Hに1つプラスした言葉です。

ビジネスにおいて,物事を計画的に進める際,あるいは物事を正確に伝える際に用いられる確認事項。5W1H に,how much(いくら)の項目を付け加えたもの。

引用:weblio辞書:http://www.weblio.jp/content/5W2H

5w2h

「how much」を加えたものです。飲食店に当てはめると以下のようになります。

  • 1.Why(なぜ?開業したの?)
  • 2.When(営業時間は何時から何時まで?)
  • 3.What(どんなメニューを提供するの?)
  • 4.Where(どこで店を開く?)
  • 5.Who(誰?メインターゲットは?年代は?)
  • 6.How(どんな方法で提供する?)
  • 7.How Mach(どれくらいの価格で?平均顧客単価は?)

それぞれ説明していきましょう。

Why(なぜ?開業したの?)

飲食店の場合、

なぜこの飲食店を開業をしようと思ったのか?」、その理由を書きます。

書き方のポイント

ダラダラと文章を書いて構いません。しかしたくさん書いてください。あとから削ります。

かっこいい文章である必要もありません。なぜこの店を出そうと思ったのか自分自身に問いかけてみましょう。

(例)友人が漁師だから魚が安く手に入るし、周りに魚を出しているライバルがいない。店出すところもオフィスビルも多いし客が来そうな気がしたから。ランチを出したら儲かりそう。夜はお酒を出せば、ドリンク代で利益が取れると思った。自分も釣りも好きだし魚には詳しいほうなので旬な魚を提供できる強みがあった。

このように書けたら、文章を修正していきます。文章を上手に見せるコツは、できるだけ短い文章で区切ってしまうことです。一文を短めにすることで人に伝わりやすくなります。

(例)地元の漁師と直契約をし新鮮な魚を毎日提供。ランチはワンコイン(500円)で5種類の丼と5種類の定食(700円)を用意。女性の方にもヘルシーな丼も用意。ディナーは、お酒に合うツマミを厳選して提供。

いかがでしょう? 「できること」から書き出すより、「なぜ?」を追求したほうが人に伝わる文章になります。

この最初のwhy(なぜ?)の項目は非常に大切なことなので必ず書き出してください。上記の(例)では価格も書いたりしていますが、決まっていない場合は書く必要はありません。

When(営業時間は何時から何時まで?)

開店時間と閉店時間を書きます。いつお店が開いているのか、閉まっているのか、定休日はいつなのかという情報はお客様にとって重要な情報です。知りたい情報なのです。きちんと伝えましょう。

(例)ランチ:11時から15時まで。ディナー:18時から23時半まで。定休日なし。

What(どんなメニューを出しますか?)

どんなメニューを出すのかをまとめます。

書き方のポイント

どんなものを出すかが決まっている場合は簡単に書けますが、まだ決まっていない場合は、最初に看板メニューを決めます。次にランチ、ディナーのメニューを書いていきます。 ※Whatでは価格は書きません。

(例)ランチ:まぐろ丼、サーモン丼、うに丼、いくら丼、マグロ漬け丼、焼き魚定食、煮魚定食
ディナー:海老のフライ、シーフードサラダ、金目鯛の煮付け・・・

メニュー決めは非常に時間がかかると思いますが、ネーミングなどは後回しにして書き出すようにしましょう。

「シェフが本日釣ってきた新鮮海鮮丼」のように修飾作業はこの段階で必要ありません。

Where(どこで店を開く?)

どこでお店を出すのか決定しているのであれば、その場所を書きます。

書き方のポイント

住所とお店までの交通手段を書きます。決まっていない場合は、店舗を出したい場所の条件を書きます。

(例1)神奈川県横浜市○○区1-2-3 横浜駅から徒歩5分
(例2)小さな駅でもいいので、オフィスビルが多くある場所。

Who(誰? メインターゲットは? 年代は?)

をターゲットにお店を出すのかを書き出します。

書き方のポイント

男性や女性はもちろんのこと、若者がターゲットなのか、年齢層が高い方がターゲットなのかなどを考えるようにします。リピーターとなる客層を考えることが大切です。

(例)サラリーマン、OL。

思っているだけじゃなく、書き出してみましょう。

How(どんな方法で提供する?)

どんな方法でサービスを提供するのかを書きます。

書き方のポイント

メニューを決定していない状態だとサービス方法が変わってくるので、メニューを決めてからこれは決めるようにしましょう。

例えば、うどん店だとセルフサービスのところも多いと思います。どのような接客をするのかも書いておきます。

(例)従業員2人でメニューをお客様に聞く。お水はセルフサービスにする。メニューを取るスタッフは女性でサービスを行う。昔ながらの食堂のような看板娘がいるような雰囲気を出すサービスをする。

できるだけ具体的に書くことがポイントです。

How Mach(どれくらいの価格で? 平均顧客単価は?)

どれくらいの価格で提供するのか、平均顧客単価を決定していきます。

書き方のポイント

私は飲食店経営のプロではありませんが、価格設定には絶対に忘れてはならないポイントがあると事業経営者として思います。

それは、お客様が会計時に高かったと思わない価格設定ができているか? と言う点です。

今回の例では町中にある鮮魚食堂をコンセプトに、安くてうまい新鮮な魚が食べられるというイメージをお客様に持ってもらいたいと想定しています。

そんな中で価格設定をしていき、メニュー1つ1つを書き出していきます。

(例)ランチ:丼はオール500円、焼き魚定食はオール700円、海老のフライ(380円)、シーフードサラダ(240円)・・・

5W2Hを書き終えたら、文章を書く基本はできています

文章の書き方で悩んでいる方は大勢いますが、アタマの中ではじつは何かしらを考えています。飲食店開業をするのに何も考えていない人はいないのです。

文章にするという行動は、アタマの中に浮かぶイメージを他人に分かってもらうための必要不可欠なもの。

あなたがアタマで考えていることはお客様には分かりません。

5W2Hは文章に不慣れな人が最初に取り組んで行きやすい、しかも一番簡単な文章の書き方です。手順に沿って書いていけば、誰でもきちんとした文章になります。

ふだん文章を書いていないのであれば、文章を書けないのは当たり前です。しかし誰もが小学生のときに作文が書けたように(うまい下手は別として)、文章を書くことはできます。

小学生、中学生、高校生とどんどんと年を重ねるうちに文章を書く機会が無くなっていったのです。

リハビリをすれば誰でも文章を書けるようになるので「書く行動」を起こしましょう。

スタッフブログを書いてみる

一番身近に文章を書けるのがスタッフブログです。かっこいい文章を書く必要はありません。人に想いを伝える一番簡単な方法がブログです。

ブログは日記です。毎日毎日書いていれば文章力が上達するのはもちろんのこと、集客にも影響することなので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

初心者の方は、アメーバブログが一番簡単です。

わかりにくい表現がないかをチェックする

テレビ東京で放映されている「モヤモヤさまぁ~ず2」はご存知でしょうか?

普段は決して行かないような地域(モヤモヤした思い)をお笑い芸人のさまぁ~ずが面白おかしく街歩きする番組です。

街歩きをしていると必ず看板を見て入るかどうかを決めます。看板が魅力的でなければ人は素通りをしてしまいます。

素通りされない看板とは「わかりやすい表現」で書かれているかどうかです。目立つかどうかもポイントですが、何が書いてあるのか分かりにくかったらそのお店には入りません。

例えば、定休日が第三水曜日だったとしましょう。

分かりにくい表現

分かりにくい表現

こんな感じでお知らせを書いている場合は、もっと分かりやすい表現に変えることができます。月のはじまりが木曜日や土曜日だったりすると、今日がいったい第何水曜日なのか? 分からない人もいるのです。

下記のように書いた方が来店数が伸びたというマーケティング結果が出ています。

分かりやすい表現

分かりやすい表現

「3回目の水曜日」と書くほうが分かりやすいですよね。

文章を書く時は、何を伝えたいか?を考える癖をつけます。

定休日は第三水曜日にしよう → 第三って分かりにくいかな? → 3回目という表現にしよう!

この手順で書きます。

開店時間や閉店時間を書くときも、8時からと書いたら夜なのか朝なのか分かりません。子供向けの看板だったら20時というのは分かりにくいから、きちんと夜8時と書くように看板を見る人のことを考えて書く必要があります。

店内のメニューでも誰が見ても分かりやすい表現になっているかどうか確認してみましょう。

まとめ

飲食店を開業する人が文章の書き方を覚えることで、集客の際に必ず役立ちます。本日は触れませんでしたが広告を書くときもポップを作るときにもそこには「文章」があります。

今回ご紹介した5w2hから取り組んでみて、頭の中のイメージを文字に起こす訓練をしましょう。きっと今まで来店していただけなかったお客様にグッと来るチラシやメニュー、看板を作成できるようになるハズです。

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坂下 暢宏

Webライターズドットコムのシステム部管理人。ライティング担当。Webマーケティングの関連のお仕事を行う傍ら、現在までに蓄積したノウハウを公開しています。
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